接続詞「but」に別の表現はない?but以外で逆説を表現する方法

but 多用していませんか?   but以外で逆説を表現する方法としては though, although, howeverを使えると 表現の幅が格段に増えます。   日本語の文章は 「~が」という表現を たくさん使います。   ですので、ついbutを 多用してしまいますが 英語のbutは明確な 逆説を表わします。   例えば、日本語のこんな文章。   「同じ鳥でも 白鳥は白い カラスは黒い」   この「~が」は 明確な逆接というよりは ただの対比です。   このように日本語で考えたときの 「~が」を全てbutにすると 不自然な英語になります。   この記事ではbut以外で使える 逆説の表現を紹介します。 →【Probably, maybe, possibly,の違い!?

but

まずはbutの復習です。   butを使うときというのは AとBの間で 異なりがはっきりしている 対比がかなり明確 なときのみ使える接続詞です。   またよくあるミスですが、 メールなどの書き言葉において butは文頭では使えません。   [memo title=”例文”] ・I would like to join the conference call but I’m too busy to join. (電話会議に参加したいのだが、あまりに忙しくて参加できない)   ・My boss is fascinating but often rather disturbing. (私の上司は魅力的な人だがしばしば邪魔をしてくる) [/memo]   ただし口語ならば butは文頭でも使えます。   その場合には怒りや驚きを 強調するニュアンスがあります。   [memo title=”例文”] A:That was a great offer. (それは素晴らしい提案だった)   B:But it didn’t work. (でも上手くいかなかった) [/memo] →【Sorryという前に!?

however

私がビジネスで推奨したいのは Howeverです。   Howeverも逆説を表しますが butほど明確ではありません。   どうやら異なりがあるようだ くらいのニュアンスです。   営業マンならこっちのほうが 顧客に対しては角がたちにくい かもしれませんね。   [memo title=”例文”] ・Our competitors’ service is great and the price is cheap. However, quality is not so good.  (我々の競合のサービスは素晴らしいし値段もやすい。しかし、品質はそれほどよくない。) [/memo]   ここで注意したいポイントです。   Howeverは副詞なので、 文章全体を修飾することはできますが 文章と文章を繋げる接続詞 としての力はありません。   なので使うときは必ず 文頭ならhowever,(カンマ)で 区切ってください。   文中に入れるなら   [memo title=”例文”] ・Our marketing strategies, however, will destroy some market standards. (我々のマーケティング戦略は、しかしながら、市場の当たり前をいくつか破壊するだろう) [/memo]   のような形にして カンマ(,)で挟む必要があります。 →【「Late」と「Lately」の違い

though, although

thoughとalthoughもbutと同じように 接続詞として文を繋げながら 逆説を表わすのに使えます。   [memo title=”例文”] ・A company makes a huge profit though nobody knows why. (A社は巨額の利益を生み出したがどしてかは誰も分からない) [/memo]   またthough以下には事実や意見を 追加するのに使いましょう。   そしてthough以下の文章には それほど重要度は高くない内容が 望ましいです。   [memo title=”例文”] ・I thought he was drinking a lot though I wasn’t completely sure. (彼はたくさん飲んでいたと思うよ、まぁよく分からないけどね) [/memo]   このように、青く線を引いたところは 情報としての価値は低そうです。   またthoughとalthoughの違いは thoughのほうが口語的なところ。   even though(~にもかかわらず) とは言いますがeven althoughとは 言わないのはalthoughがあまり Spokenな言い方ではないからです。 →【「Stop to do」と「Stop doing」

まとめ

butを使うなら前後の文章が 明確な否定になっているか もう一度確認しましょう。   もし少し曖昧さがあると思えば howeverを使うと柔らかい ニュアンスになります。   海外営業マンなら覚えておきたい ポイントですね。   またどうでもいい自分の意見や 情報を加えるならthoughかalthoughを 使ってみてください。   [box class=”box26″ title=”気になる記事はある?”] →【英語メールの書き方(書き出し編)】 →【英語メールの書き方(文中編)】 →【英語メールの書き方(文末編)】 →【英語プレゼンの準備】 →【電話会議の進め方】 →【英語の電話に苦手意識がある!?】 →【海外営業の新規開拓】 →【「Stop to do」と「Stop doing」】 →【「It’s up to you」と「It’s your call」】 →【「Already」の位置別の意味】 →【「Late」と「Lately」の違い】 →【Probably, maybe, possibly,の違い!?】 →【Sorryという前に!?】 [/box]]]>

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