海外営業として注意しておきたい商談のポイント

英語プレゼンの準備】

取引通貨

取引する通貨が 日本円なのかドルなのかは 販売に大きなインパクトを与えます。   例えば、過去に私が担当していた とあるメーカーは頻繁に取引通貨を 変えるよう指示してくる会社でした。   その原因は為替リスクなのですが 取引通貨を変更するときはだいたい 自分たちに有利な通貨を提案してきます。   と言うことは逆に言えば 取引通貨は立派な交渉材料 になりうるということですね。   日本の会社なら円建ての取引が 為替変動のリスクを 小さくできるでしょう。   ただし日本円が紙切れのように なってしまうと話は別ですが。   [memo title=”キーワード”] 通貨:Currency 取引に強い通貨:Hard currency(USドルなど) 取引通貨:Trading currency 為替変動:Currrency movements [/memo] →【電話会議の進め方

商流

商流とは物の流れのことです。   例えば、商品が日本国内で作られ 顧客も日本国内でそれを受け取るなら 特に大きな商流の問題はありません。   しかし海外への輸出には注意が必要。   まずは自分たちがどこの拠点から 製品を出荷するのか確認しましょう。   次に顧客は製品を どこで受け取りたいのかを確認しましょう。   それが仮に、 自社の日本拠点から 顧客のアメリカ拠点へ 輸出する必要がある場合、 顧客が商品を受け取るまでの ルート全体が 交渉や商談での 重要なトピックになります。   間に代理店や エージェントが入るなら 彼らの手数料なども 加味した値段を 顧客に提示する 必要があるでしょう。   しっかりと 確認しておきたいですね。   [memo title=”キーワード”] 生産:Production 流通:Distribution 製品:Products 手数料:Commision, Margin [/memo] →【英語の電話に苦手意識がある!?

販売価格

上記の2つを受けての 販売価格も提示の前に 十分に注意が必要です。   顧客は最終の見積もりを 商談で求めてくるかもしれないですが 通貨や商流に大きく影響される と理解しておくべきでしょう。   前述の通貨が変われば 見積もり値段も変わってくる でしょうし、商流が変更になれば 全体のコストに影響が出ます。   繰り返しになりますが 海外顧客へ販売価格を 提示する前に必ず通貨と 商流は確認しましょう。   [memo title=”キーワード”] 販売価格:Selling price 価格交渉:Price negotiation 見積もり:Quotation [/memo] →【海外営業の新規開拓

契約

最後は契約です。   海外の顧客は基本的に 約束は守りません。   またこちらの情報を盗んでくる のは日常茶飯事です。   よって、取引の契約や 技術的な情報を外部に漏らさない という合意を書類でしてから 重要な情報を開示する方が 望ましいでしょう。   日本の会社を相手には 少し失礼な印象を与えかねないため 躊躇する人もいるかもしれませんが 海外の顧客相手との契約は 基本中の基本だと捉えておきましょう。   [memo title=”キーワード”] 契約:Contract 秘密保持契約:NDA [/memo]

まとめ

海外営業が商談で 特に気をつけておきたい ポイントを4つ紹介しました。  
  • 取引通貨
  • 商流
  • 販売価格
  • 契約
  これらに注意しつつ 有効な商談材料として 活用してください。   [box class=”box26″ title=”気になる記事はある?”] →【英語メールの書き方(書き出し編)】 →【英語メールの書き方(文中編)】 →【英語メールの書き方(文末編)】 →【英語プレゼンの準備】 →【電話会議の進め方】 →【英語の電話に苦手意識がある!?】 →【海外営業の新規開拓】 →【「Stop to do」と「Stop doing」】 →【「It’s up to you」と「It’s your call」】 →【「Already」の位置別の意味】 →【「Late」と「Lately」の違い】 [/box]]]>

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