暗記は苦手…暗記以外で英語の語彙を増やしたい…
ビジネス英語(おすすめ本) 清水健二,すずきひろし『英単語の語源図鑑』新しい語彙強化のフレームワーク
- 2018年12月21日
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社会人こそ読むべき一冊
「英単語は語源から学習すると良い」というのは英語学習者なら一度は耳にしたことのある言葉ではないでしょうか。 私も語源から英単語を覚えた方が記憶に定着しやすいことは、直感的に分かっていました。 それでも私も含めた多くの日本人英語学習者が、英単語を覚える際には暗記を行っています。 なぜか? その理由は多くの日本人にとって英語学習というのは、試験科目として認識せざるを得なかったからです。 例えば、義務教育の期間にも英語を学習しますが、大半の生徒は心から楽しんで英語を学習しているというよりは、学期末の試験で良い点数を取ることを目指しています。 試験で点数を効率よく獲得しようと思うなら、やはり一定の範囲の英文や英単語を記憶することになります。 また大学受験でもセンター試験によく出る英単語や、各大学の傾向にあった英単語が存在します。 「限られた時間で試験をパスする」という目的達成のために、暗記に特化した英単語本を手に取る学生が殆どです。 語源から学習したほうがより生産的な英語学習になると分かっていても、短期的な成果を求めてしまうのは学生のせいではありません。 このような切羽詰まった状況で「語源から英単語を学習しよう」と思う学生の方が稀有でしょう。 本書は試験のプレッシャーから開放された社会人が最も恩恵を受けるのではないかと思います。 上述のように、学生というのはある程度「センター頻出英単語集」のようないわゆる暗記本を取らざるを得ない理由があります。 しかしそういった試験から社会人は開放されています。(TOEICなどがあるかもしれませんが) 英語学習を自らのペースで改めて構築できる社会人にとっては、本書は生涯学習の友になるかもしれません。 関連記事 ➤【書評】究極の英語ライティング長期的な学習時間の削減がこの本の最大のメリット


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