ノリと勢いでビジネス英語のメールとか書いてきたけど、もう少しきちんと勉強しよう…
ビジネス英語(おすすめ本): マーク・ピーターセン『ピーターセンの英文ライティング特別講義40』
- 2018年12月6日
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私は,この30数年間,日本人研究者が書いた英語学術論文と日本人大学生が書いた英作文を数え切れないほど添削してきたが,今でも訂正が必要な箇所は昔とは変わらない。これは,主に中学校・高校で教わったはずの英文法を無視していることが原因であるが,「ルール違反」だからまずいというよりはむしろ,そうした書き方によって伝えたい意味が伝わらないから問題なのだ。『ピーターセンの英文ライティング特別講義40』旺文社分厚い本ではないので、スキマ時間にサクッと読めると思います。

この本が役立つ人はこんな人

must と have to は肯定文では違いがない
第9講「義務と必要性の度合いに応じた助動詞の選択」はビジネス英語のやりとりで役に立つと思います。 ここでは普段なにげなく使っているmust, have toなど「〜しなければならない」を掘り下げて解説しています。 mustやhave toについては、肯定文での意味はほとんど同じで「(必ず)〜しなければならない」という絶対的な義務や必要を表します。 よくあるミスは「部長に挨拶しないといけないんだ」くらいの意味合いでもmustやhave toを使っている人がいることです。 mustやhave toの「(必ず)〜しなければならない」は絶対的な意味合いがあることに注意しましょう。 (部長に挨拶しないと死ぬ、とかそういう場合には使ってもいいのかもしれませんね)must と have to の違いは否定文で出る
2つ目のポイントはmustとhave toは否定の表現になると意味が変わるということです。 義務や必要性を否定する時には二つのパターンがあります。- 「〜しない義務や必要がある」
- 「〜する義務や必要がない」
He must not check his private phone during work.
彼は仕事中は私用の携帯を見てはいけない
となり1の意味合いになります。これに対して「彼は休みの日は会社の携帯を確認する義務・必要はない」とするなら
He does not have to check his bisiness phone on his day off.
彼は休みの日は仕事の携帯を見る義務(必要)はない
として2の意味になります。must not では2の意味は表現できませんしdoes not have toでも1意味は表現できません。
このように本書では、ビジネス英語でもやってしまいそうなミスを文法的な面から丁寧に解説しています。
恐らく読み終える頃には、かなり英文メールも洗練されてくると思います。
それほど厚くない本なので、英語のメールやビジネスレターに触れる機会の多い人は、ぜひ一度手にとってみる事をおすすめします。
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