TEDおすすめ動画: Where do your online returns go? by Aparna Mehta「ネットの返品はどこにいく?」

アパルマさんのプレゼンはどんなもの?

  • 現代はネットの発達でなんでも好きなものを好きな時に購入できる
  • そのため消費者はあまり深く考えることなく好きなものを次々とネットでオーダー
  • 返品できるという仕組みのおかげで消費者は極端な発注と返品を繰り返すように
  • スピーカーのAparna Mehtaさんもかつてそのような消費者の一人だった
  • 彼女は衣服を返品する時にそれはどこに戻っていくのか?ふと疑問に思った
  • 調べてみるとなんと返品された衣服は全部ゴミになっていることが分かった
再生時間:7:38

TEDあらすじ:リサイクルシステムを作って課題解決

Aparnaさんは娘に呆れられるほどネットショッピングが大好きです 一度に複数の服ををオーダーしては、気にいらないものを返品するという購買生活をしていました しかしある日、彼女は自身の仕事である小売り業で、大量の衣服が返品されゴミの山になっていることに気がつきます その量はなんとたった一回のアメリカの休暇期間だけで750万着にもなります たった一回のホリデーシーズンだけで、です その量はさながら、昨晩のアメリカ中の洗濯物を今日全て捨てるのに等しい量です 彼女はまず返品される衣服が必ずしも小売業者に返っていく必要はないと考えました そこで考えたのがネット上で購入者を探してそちらに直接販売するというシステム 彼女はこれをGreen turn(グリーンターン)と呼びます 人々にこの新しい返品システムを使ってもらうための彼女のアイデアはGreen cash(グリーンキャッシュ)と呼ばれるポイントを発行すること ポイントは次の購入に使えます まだシステムは完成していませんが子供たちに綺麗な地球を残すため、次の買い物では本当に必要なものかどうかみなさんもちょっとだけ考えてください

TED感想:出品へのインセンティブ強化が必要

リサイクルの推奨ということで日本人的にはそんなに新しくもないテーマですが、再生数の多さ(18年11月26日で589,043 views)を見るとアメリカ人らしくないテーマがウケているのかもしれません これはアメリカ人のへの偏見ですね、申し訳ありません でもアメリカに行くと本当にびっくりする量の紙皿とか紙ナプキンを消費しますからね・・・ それはさておき アパルマさんの主張を要約すると、メルカリ的な中古品の衣服を販売するプラットフォームを作るという話です しかし個人的にはこのシステムはちょっと物足りないシステムだと思っています 理由としてはGreen cashによるインセンティブが、返品した際のキャッシュバックのインセンティブを上回るか? という疑問があるからです
  • Green cash > 返品での返金 →理想の状態。みんな返品せずGCを使う
  • Green cash < 返品での返金 →結局、返品が一番経済的に効率が良い
システムを使ってもらうためのインセンティブは必要なものだしそれ自体は良いと思います しかし返品にも100%お金が帰ってくるという、隠れたインセンティブがありますよね おそらく多くの企業が採用している返品システムは、購買を促すために100%の返金でしょう Green cachがこの返品によって得られる100%返金を上回るインセンティブになるのかが私は疑問です また返品自体もやったことのある人はわかると思いますが、再パックしたり荷物を出荷したりめんどくさいんです このアパルマシステムでは上記に加えて返品する商品を購入してもらうため出品をするという別の一手間も発生します この手間をGreen cashと天秤にかけた時、Green cashの方が利益があると思えるかがポイントだと思います しかしこのプレゼンではGreen cashの方が利益があるかどうかは不明でしたね もちろんリサイクルをしているという高揚感や子供達の未来のためという理由でGreen cashを使う人もいるでしょう でも私は全ての人がそんな長期的な視野でモノゴトを考えたりはできないと思っています 私のようなほとんどの下級市民は明日や明後日のおマンマのことくらいしか頭にありません そういう短期的な視野の人にもしっかりインセンティブを提示できるなら、このシステムは成功するように思います

TEDおすすめ英語例文

Four billion pounds of returned clothing ends up in the landfill. 40億ポンド重さの衣服の返品が最後にはゴミの山になる
  • billion:10億
  • pound:1ポンド=453グラム
  • end up〜:最後は〜になる
  • landfill:ゴミ処理地
That’s like every resident in the US did a load of laundry last night. それままるで、アメリカ中の人が行った昨晩の洗濯物一回分である
  • every 単数名詞:あらゆる、全ての
  • do a load of laundry:洗濯をする
I was horrified. I’m like, “Of all people, I should be able to help prevent this.” 私はぞっとしました。私はこんな風に思った「他の人はともかく、私はこれを防ぐことの手助けができるはず」と
  • horrify:ぞっとさせる
  • Of all people,:他の人はともかく(挿入句)
  • should be able to:できるはず
“You know what? We have to solve this.” And we can, with some of the existing systems we already have in place. 聞いて下さい。我々はこれを解決すべきなんです。そしてできるんです、いくつかの既存のシステムを使って
  • You know what? :聞いて下さい
  • existing:既にある、既存の
  • in place:適切な、適当な
]]>

E-Native+のSNSをフォローして最新情報をチェックしよう!