お中元・お歳暮は英語で何と言う?外国に同じような習慣はある?

お中元やお歳暮は英語で何て言うの?

今回はこんな疑問にお答えします。

外国人には馴染みの無い「お中元」や「お歳暮」ですが、その意味を噛み砕いてあげれば英語にするのは簡単です。

例えば「お中元」は夏にする贈り物のことですから「a summer gift」でOKです。

またお歳暮は年の瀬にする贈り物なので「a winter gift」とか「a year-end gift」などでOKでしょう。

・お中元:a summer gift

・お歳暮:a year-end gift, a winter  gift

でもお中元もお歳暮も、どういう背景とか意味があるのかを説明したいときもありますよね?

本文では、お中元とお歳暮の背景や意味あいを英語で説明するときのおすすめのフレーズを紹介します。

お中元を英語で説明する時のフレーズ

Some of the Japanese send a summer gift to their bosses or close friends in order to express their appreciation during summer. We call the gift Ochugen. Actually, Ochugen is not very common among business people because the gift may seem to be a bribe. However, there is still the custom of giving gifts with gratitude to close friends.

日本人の中には感謝の気持ちを示すために夏の贈り物を上司や親しい人に送る人もいます。私たちはそれをお中元と読んでいます。お中元は今は社会人の間ではあまり一般的ではありません、なぜなら贈り物が賄賂と受け取られるかもしれないからです。しかし親しい人に感謝の気持ちを込めて贈り物をする風習は今でもあります。

昔は部下が上司にお中元を贈ったりしていたようですが、今はコンプライアンス上の問題などもあり、あまり一般的ではありませんよね。ただ親しい友人や親族間では贈り合うこともあると思いますので、完全に無くなったわけではないことを英文に反映しました。

お歳暮を英語で説明する時のフレーズ

Some Japanese send winter gifts to their boss or close friends to show their appreciation for the year. The Japanese call it Oseibo. Year-end gifts are also less common among working people, because gifts may be perceived as bribes. Oseibo is a custom that doesn’t fit the times. That’s why we send year-end gifts only to some close people with a year’s appreciation.

日本人の中には一年の感謝の気持ちを示すために冬の贈り物を上司や親しい人に送る人がいます。日本人はそれをお歳暮と呼んでいます。お歳暮も社会人の間ではあまり一般的ではありません、なぜなら贈り物が賄賂と受け取られるかもしれないからです。お歳暮は言うなれば時代に合っていない風習です。だから私達は一部の親しい人にだけ、一年の感謝の気持ちを込めてお歳暮を送ります。

昔はお歳暮を上司にや取引先に送っていたこともあるようですが、今はあまり一般的ではないように思います。ただお歳暮も親しい友人や親族間では贈り合うこともあると思いますので、完全に無くなったわけではないことを英文に反映しました。

欧米で最も贈り物をする季節はクリスマスシーズン

欧米には日本のようなお中元とお歳暮の習慣はありませんが、12月のクリスマスシーズンになると贈り物をして日頃の感謝を示します。

プレゼントを送る相手は同僚だけでなくプライベートでお世話になっている人も含まれます

例えばアパートの管理人、ドアマン、掃除の人、郵便物の配達人などに10~20ドル程度のプレゼントを贈ります。

特にアメリカでは安全や安心というものはタダではありません。プライベートでの生活をサポートしてくれる人に「自分たちの安全をいつも守ってくれてありがとう」という意味をこめて贈り物をします。

贈り物の代わりにメッセージを添えて普段よりも多めにチップ払ったりする人もいるそうです。プレゼントを渡す時期としては12月25日の1週間くらい前からが多いです。

欧米でも贈り物をする時はどんな時?

ホームパーティ

クリスマスシーズン以外で贈り物を渡すシーンは、ホームパーティに呼ばれたときです。ここでは手作りの料理や、ワインなどのお酒、デザート、お花など、パーティを盛り上げるようなものを持っていきます。

日本ではホームパーティはあまり無いかもしれませんが人の家に行くときは手土産を持っていくという習慣に似ていますね。

父の日、母の日

父の日と母の日はもともとアメリカで生まれた習慣ですが、日本にもすっかり定着しました。アメリカでも「母の日」には赤いバラを「父の日」には白いバラを送ったりします。

アメリカでは感謝を示すことに焦点が置かれており、電話をしたり手紙を書いたりなど贈り物自体は質素に済ます人も多いようです。

秘書の日とボスの日

4月の最終水曜日はセクレタリーデー(秘書の日)というものがありボスから秘書へ、日頃の感謝を込めてランチを奢ったりちょっとした贈り物(ケーキや花、カードなど)をするようです。

逆に10月16日はボスデー(上司の日)があり秘書からボスへギフトを贈る習慣があります。日本ではあまり見ない習慣です。

欧米では取引先に手土産を持っていく習慣は無い

欧米のビジネス習慣では日本のように取引先に手土産を持っていったりする風習はありません。ただ管理人の経験としては、訪問先に日本のお菓子を持っていくと普通に喜んでもらえますし会話もはずみます。

人によってはこれらのギフトを「賄賂」と受け取る人もいるようなので、疑われるような高価なものはNGです。日本人にはあまり馴染みの無い習慣としては、顧客にクリスマスカードやHappy New Year Cardを送ることはあります。

欧米で冠婚葬祭でお金を渡す習慣はある?

アメリカでは日本の結婚式やお葬式のように現金を包んでいく習慣はありません。アメリカ人によっては祝儀や香典といった「現金を直接渡す」ことにかなり違和感を覚えるようです。

ただし結婚式を祝うパーティなどを仲間内で企画し事前に聞いたプレゼントを渡したりすることはあります。また最近では新郎新婦が事前に選んだ「欲しいものリスト」を見てプレゼント送るなんてことをしたりします。

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