ビジネス英語(電話編):「actually, actual」を正しく使って丁寧に訂正する例文・フレーズ

この記事では、actual, actuallyを使うときの注意点について、ビジネスの電話でよくある状況と関連して説明します!

NG表現

1)What is the actual situation?
実際の(今の)状況はどうですか?
2)Actually, my colleague is working in the United States.
実際(現在)、私の同僚はアメリカで働いています。

OK表現

1)What is the current situation?
今の状況はどうですか?
2)At the present time, my colleague is working in the United States.
現在、私の同僚はアメリカで働いています。

actualやactuallyの典型的な間違いは時間を意識した表現に使ってしまうことです。

かなり経験豊富な英語話者でもactualを時間表現として使っているときがあります。

典型的な間違いは”時間”に使うこと

actualやactuallyの典型的な間違いは時間の表現に使ってしまうことです。

What is the actual situation?
実際の(今の)状況はどうですか?

actual situationやactual statusなど「現在の」という意味で使うのは間違った使い方です。

つまり日本語の「現在の状況」という言葉をactualで表現してしまうのは間違いなのです。日本語の「現在の状況」はcurrent situationで表現しましょう。

Actually, my colleague is working in the United States.
実際(現在)、私の同僚はアメリカで働いています。

上記の文章も「現在」という時間的な意味あいで使っているとすればNGです。日本語の「現在」はAt the present time,で表現しましょう。

actualの正しい使い方

I didn’t join the actual meeting but I checked the meeting minutes.
私は実際の打合せには参加しなかったですが、議事録は確認しました。

actualを使うべき例文は「実際の」や「本当の」という意味のときです。基本は名詞の前に置いて、actualに続く名詞を修飾します。

actualの言い換え表現としてIn actual fact, なら文章の冒頭において使うことも可能です。例えばこんな文章です。

In actual fact, the meeting was too bad yesterday.
実際、昨日の打合せはひどかったです。

「実際」という言葉を強調したいときに使えます。ただし口語表現ですので書き言葉ではあまり使いません

actuallyの正しい使い方

A: I believe you can provide samples within this month?
今月中にあなたが試供品を提供できると思ってますが?

B: Actually, we have many problems in the development process.
実際には、開発の中で多くの課題があります。

actuallyは非常にビジネス英語向けの副詞だと思います。なぜなら物腰柔らかく相手の言葉を否定することができるからです。

コントラストを示すことで相手の言葉を訂正することができるとも言えるかもしれません。上記の例文でも試供品は今月中に出ない可能性が高いということをやんわりと表現しています。(参考:Noと言わない依頼への断り方は!?

状況に応じて使ってみてください。

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