ビジネス英語(営業編):断り方をスマートにするための例文・フレーズ

断る力というのはビジネスにおいて非常に大切だと思います。特に営業のような職種をしている人は顧客に何かを頼まれることも多いでしょう。

この記事はこんな人にオススメです。

  • 海外向けの営業職である
  • お客から無理を言われている
  • なんとか怒らせずに断りたい

Yesと言うのは簡単ですが・・・受けてしまって後で後悔した人も多いのが営業という職種。この記事では”No”と言う前に使えそうな考え方や例文ついて営業的な視点から紹介します。

優先順位を問うことで断る

Thank you so much for your requirements but it seems too many to achieve for us. Would you set a priority?
ご要望ありがとうございます。しかしあまりに要求が多くて達成が難しいように思います。宜しければ優先順位を決めてもらえないでしょうか?

※set a priority「優先順位をつける」

Would youにすると丁寧な表現になり、「快くやってもらえますか?」というニュアンスになりますので積極的に使ってみてください。

ちなみにcouldでも丁寧になりますが「可能ですか?」というニュアンスが強まります。優先順位を問うというのは上司に仕事をちゃぶりされたときなどでも使えると思います。

時間を変えることで断る

1)I need to check my schedule and get back with you.
予定を確認して折り返します。

2)If we could re-schedule your request in three weeks, we would be very happy to help you.
もしあなたのご要望を三週間後に伸ばせるなら、喜んでサポートさせて頂きます。

例文1は純粋に自分の予定を(時間を)確保するためのフレーズです。あとで連絡しますね、ということ。

例文2は明確に今はできないけど3週間後ならできます、という意味です。

3週間後を1年後(in a year)とかにすることも可能ですね。

ほとんどお断りに近い提案になるかもしれませんが単純にNoと言うよりは、印象も悪くないでしょう。

断り方の基本スタンス

断り方を二つ紹介しましたが最後に基本的な英語でのお断りスタンスを確認しておきます。

英語を使って「お断り」を入れるときには予想以上にダイレクトにしっかりと言わないと伝わりません。ですので日本語的な「持ち帰って検討します」は海外向けの営業マンの断り方としてはあまり正しくありません。もし相手が中国人の場合、「持ち帰って検討」は「我々の要求が通った」と解釈されることもあります。(経験談)

欧米人の場合は、数日経つと「検討の結果はどうですか?報告はまだですか?」なんて平気で返ってきたりします。心構えとして英語では丁寧にしっかり断るという姿勢を覚えておいてください。

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