日本語の『引き合い』って英語で何て言うの?
今回はこんな疑問に答えします。
まず「引き合い」といっても2種類の意味があると思いますが、それぞれ適した英語は次の英語になります。
- ビジネスや営業などが使う「引き合い」=inquiry
- 参考とするための例をひく「引き合い」=reference
1の「inquiry(インクイリ)」は、見積もり依頼などが一般的ですが、それ以外にも問い合わせ全般を指します。
次に2番目の参考や根拠とするための引き合いは「reference(レフェレンス)」が適しています。
それでは2つの「引き合い」についてより詳しく、例文なども交えて説明します。
目次
問い合わせの『引き合い』は英語で「inquiry」
何かの問い合わせを受けること全般を指して「引き合い」と呼びますが、それに最も適した英語は「inquiry」です。
- Inquiries for new products are rushing.
新製品の引き合いが殺到している。 - It is a problem that there has been no new inquiries in the past month.
この1ヶ月新規引き合いが無いのは問題だ。 - Please tell me the number of inquiries and orders in one month.
一ヶ月間の引合件数と受注数を教えて下さい。
見積もりの『引き合い』は英語で「quote」
もし引き合いを「見積もり」の意味で言いたいなら「a quote」や「a quotation 」と言ったほうが分かりやすいでしょう。
- Company A has requested a quote. You should return the quote as soon as possible.
A社から引き合いがありました。早く見積もりを返してあげて下さい。 - We have been asked quotes by several companies for construction work.
いくつかの企業から建設工事の見積もりを依頼されています。 - He absolutely gets a quote before working.
彼は仕事をする前に絶対に見積もりを入手する。
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参考・参照の『引き合い』は英語で「reference」
比較するために例を引くことを「引き合いに出す」と言いますが、その場合の英語は「reference(名詞)」や「refer(動詞)」を使います。
- I referred to academic papers to make a compelling presentation.
私は学識者の論文を引き合いに出して説得力のあるプレゼンを作った。 - He persuaded customers by referring to the prices of competitors.
彼は競合他社の価格を引き合いに出して顧客を説得した。 - I don’t think it’s fair to refer to a precedent.
前例を引き合いに出すのは公平ではないと思う。
precedent(プレシィデン)は「前例」という意味の単語です。without precedentで「前例のない」という風に使うこともできます。
まとめ|『引き合い』は意味によって単語を区別しよう
いかがでしたでしょうか。
日本語の「引き合い」には意味が複数ありますが、私達は勝手に脳内で意味を変換しています。
しかし英語の場合は、その意味によって単語の変換が必要です。
今回お伝えした『引き合い』をまとめると次のような内容になります。
- 問い合わせ全般の引き合いは「inquiry」
- 問い合わせが見積もりなら「quote」「quotation」
- 参考とする例を持ってくる引き合いは「reference」
記事は以上です。見積もりについては次の記事も参考になると思いますのでぜひ読んでみてください。
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